【閉店】Maison d'H(北上尾)2017/12/26 18:43

訪問:2017/12/22 19:15
評価:総合3.5、味3.5、サービス3.5、雰囲気4.0、CP3.0
HP:なし
注意:2018/7閉店しました
海外旅行を優先することにより実需以外の外食を控えるようになって半年。
クリスマスメニューは、過去ランチ(☞ 2012年)とディナー(☞ 2008年)で1回ずつしか利用していなかったので、クリスマスではなく結婚記念日としてクリスマスメニューを食べに行ってきた。
 
クリスマス特別ディナー
毎年、恒例のフォアグラ・トリュフ・キャビアと世界三大珍味を味わえる特別な日の特別なディナーです。
 
ちなみに、今年の料金はランチが5800円、ディナーが9800円
5年前と比べると、ランチは税率3%変更分だけの差で実質同額、ディナーは200円しか上がっていない。
 
構成は事前に広告サイトに載せられていたものを確認していたが、当日は何も用意されていなかった。(サービス点の減点対象)
 
パン
 
まずは、いつもと同じパン。
田舎パンにフォカッチャという組み合わせだが、フォカッチャは美味しいイタリアンと比べると落ちる。
塩気も油気も足りないが、ソースを拭うためのフランスパンとして食べれば問題なし、かなぁ・・
 
バターとリエット
 
バターとリエットもいつもと同じ組み合わせだが、リエットがテリーヌみたいに包丁で切って来た。
味気ないというか、(気のせいだと思うものの)風味が劣る印象。
 
アミューズ?
 
メニューに掲載されていない皿はここまで。
アミューズにしては多いし、1皿目の前菜なら力不足な皿だ。
ハムとサーモンが市販品みたいな味で、この店の皿としてはらしくない印象。
 
ただ、左端にあったタプナードが、バーニャカウダ的な味で美味。
もっと量が欲しかった。
 
カリフラワーのムースキャビアコンソメジュレ
カリフラワーのムースキャビアコンソメジュレ
 
ここからメニュー掲載の料理。3大珍味の最初はキャビアだ。
この店定番のムースとコンソメという組み合わせだが、コンソメはいつもよりも濃厚だったものの、普段の料理で出てくるタイプの方が好きかな? 
エビのむき身にキャビアがトッピングされていたが、キャビアを理解できないからか、特に印象に残る料理ではなかった。
 
ジビエのパテアンクルート
ジビエのパテアンクルート
 
ジビエは、北海道白糠産の蝦夷鹿に兵庫丹波産の猪とのこと。
約10年前のクリスマスディナーで出てきたジビエのパイ包み焼きは中身が絶品だったのに、これは平凡でがっかり。周りの生地は美味しいんだけど・・
 
フォアグラのソテー仏産キノコとの取り合わせで
フォアグラのソテー仏産キノコとの取り合わせで
 
鳥インフルエンザを理由に2年続いていたフランス産家禽・野鳥類の輸入禁止措置が11月に解除されたそうで、ようやくフランス産の鴨肉やフォアグラが入手できるようになったそうだ。
ただ、解除直後かつ極端なクリスマスの需要集中の影響か、フォアグラの質が今一歩。食感は良いのだが、あの濃厚な味わいに欠けていたのだ。
 
もうひとつ、ソースが(時々出てくる)クリーム系というのも馴染めない。
やはりフォアグラのソテーは、クラシカルにマデラ酒かポルト酒といった甘いソースで決めてほしかった。(フランスでも、クリーム系のソースで出てくることはあるが、非常に少数派だ)
 
オマール海老のクネルオマール海老のソースで
オマール海老のクネルオマール海老のソースで
 
今回のメニューで、一番期待していたのがリヨン料理のクネル。
現地で4軒、日本でも2軒で食べたことのある料理だが、まさかこんな少ないポーションで出てくるとは予想していなかった。
おまけにクネルが茶碗蒸し仕立てになっていて、二重にがっかりだった。
 
ただ、濃厚なオマールのソースは美味しい。
美味しいけど、クネルには濃厚さよりも量のほうが重要だと思えるので、これは白身魚で作るところを無理にオマールで作ったことが敗因かも。
ちゃんと料理として耐えられるか試作してから、メニューに採用すれば良かったのに。
 
シャラン産鴨のロースト鴨肉のシューファルシを添えて
シャラン産鴨のロースト鴨肉のシューファルシを添えて
 
これも大好物の鴨肉だが、甘いソースではなく赤ワインソースで仕上げていた。
本来は大きなブロックで出すところを、こちらのリクエストで薄切りにしてもらったのだが、これも鴨肉の質がイマイチだったなぁ。
禁輸解除で数が少ない中から奪い合いで確保しても、質の良い肉は東京の格上店に取られてしまうのが普通だから仕方ないか。
昔は、結構質の良い食材を確保できていたので、店の衰えを感じずにいられなかった。
 
クリスマスをイメージしたデザート
クリスマスをイメージしたデザート
 
デザートは、左上のベリームースが抜群に良い出来だったものの、マロンのダックワーズは出来損ないの印象。
理由(弁解)は聞いているが、やはり昔のような料理に対するモチベーションが保たれなくなっている気がする。お互い年だからねぇ。
 
小菓子
 
食後のお飲み物には小菓子が付くのだが、いつもと同じ品ではあるものの、味が良くなっていた気がした。
昔からデザート系が弱かったので、この点では今後に期待できるかもしれない。
 
ということで、過去2回しか試していないクリスマスメニューの印象が強すぎたのか、平凡なクリスマスメニューという印象で終わってしまった。
クリスマス商戦、どこの店でも価格を上げて普段は使わない食材を無理して使うことから不味いのが普通だが、抜群の技量を誇っていたこの店がここまで落ちてしまうとは思っていなかっただけに、ちょっと残念な気持ちになってしまった。
やっぱり、クリスマスは外で食べずに家で食べるのが一番だ!
 
 
【店舗詳細情報】
店名:Maison d'H(メゾン ドゥ アッシュ)
電話:048-777-2626
営業:11:45〜14:00(LO)、18:00〜21:00(LO)
定休:火曜日・水曜日(祝日は翌日振替)
住所:上尾市中妻4-2-1(☞ Google Map
GPS:35.982575,139.568424(駐車場:35.982523, 139.568341)
 
■参考
前回のディナー訪問  ←この間、訪問あり
前回のランチ訪問  ←この間、複数回の訪問あり