アルピーノ[Alpino](さいたま新都心)2018/02/02 23:21

訪問:2018/1/28 19:00
評価:総合5.0、味4.5、サービス5.0、雰囲気5.0、CP5.0
アイスランドにオーロラを見に行った(☞ アイスランド現地調査メモ)直前に何気なくHPを見たら、「ちょっとお得な3週間!アルピーノSpecial Week!選べるメイン料理含む豪華全5品ディナー」なる税サ込5940円という安価なディナーを提供しているのを見つけた。
レストランウィークでの5000円ディナーよりも千円だけ高いが、3年前のレストランウィークとの違いにも興味があったので、アイスランドに出かける前に予約しておいた。
 
いつもの平日利用と違って日曜日の夜。見事に満席で、うち5組が誕生日祝いでの来店。(ホールスタッフがバースデーソングを歌うので気付く)
みなさん何かの記念日で利用しているみたいだ。それにふさわしい埼玉唯一のグランメゾンと言える店なので、招待された側も感動するだろう。
 
予約時にWebに記されていたメニューは「アミューズ、前菜、市場から本日の魚料理、グラニテ、お肉料理(お好みのメイン料理お選びいただきます) 、特製デザート、食後のお飲みもの」と7品目。
タイトルは5品ディナーとあるので、グラニテと食後のドリンクをカウントしないのだと思うが、普通はアミューズもカウントしないのでいわゆる「4皿コース」だ。「5皿コース」と表記する場合は、デザートの前にチーズが入るのが普通。
 
メニュー
 
いつものメニュー説明だが、このコースは紙のメニューが無いと。
口頭だけでの説明とのことで、聞き逃さないように気をつけていたのだが、後から選択した料理(2択の肉料理のみ家内と選択が別れた)をベースに、わざわざ2人分を別々に作ってくれた。やっぱり、この店のホスピタリティ精神は健在。
ちなみに、デザートも3択だったが、同じものを選んでいる。
 
グージェール&北海道産カボチャのヴルーテ
グージェール&北海道産カボチャのヴルーテ
 
アミューズは2品。
グージェール(プチシュー)は濃厚チーズ味、
ヴルーテはポタージュの一種だが、より滑らかな仕上げのスープ。
 
パン
 
パンは変わらず、軽いフワパリ仕上げ。
しっかり温められているので、バターをたっぷり付けていただくと美味しい。
バターは普通には十分な量で出てくるが、足りなければ追加をお願いしよう。(私はフランスまで買い出しに行くほどバター好きなので、足りなくなるのだ)
 
 
車エビのマリネ レモン風味 ヘーゼルナッツのクレームとビスクソース
車エビのマリネ レモン風味 ヘーゼルナッツのクレームとビスクソース
木の子のマリネとサラダ添え
 
事実上ここからが、今回のコースの始まりだ。
コンデジの料理モードで撮っているので細かく見えないのが難だが、実に現代フレンチらしく細工が施されている。
お値段の割には立派な車エビの節目毎の上に、レモンとコンソメ(?)のジュレをきれいに乗せてある。
 
ソースは、私の好きなたっぷりの古典フレンチと違って、3種類を装飾。
こういったソースは、見栄え目的だけのために種類を乗せているだけのことが多いが、見事に調和していた。
 
車エビと木の子のマリネをアップ
 
葉っぱの下に隠れていたキノコのマリネを撮るつもりだった写真だが、車エビの上にジュレが乗っているのが見るだろう。
でも、この写真を見ると節目ごとに乗ってなかったのかなぁ?
現物では、そう見えたんだけど、尾っぽの細い部分だからかも?
 
 
的鯛のポワレ ポロ葱添え ヴェルジュ風味のソース
的鯛のポワレ ポロ葱添え ヴェルジュ風味のソース
 
魚料理は、定番だった(?)真鯛ではなく、的鯛。
真鯛なんかよりもぜんぜん美味しい。安直な真鯛はやめようと言いたくなる。
 
ヴェルジュ[verjus]は、酸味の強い未完熟葡萄のジュースを言うみたいだが、さっぱり美味しく決めてきた。
スープソースの中にある花のような物体は、結局何だかわからず。
甘いポワロ葱は。的鯛の下に敷かれていた。
 
 
グラニテ
グラニテ
 
グラニテは、正規の方はセロリと何かという話だったが、生セロリは苦手と言ったら私の分だけ変えてくれた。
超濃厚グレープフルーツのグラニテ。3倍濃縮っていう感じ。
 
 
和牛ロース肉のグリル
和牛ロース肉のグリル
パースニップのピュレと季節野菜添え
 
2択のメインから家内が選んだのは、牛肉。
何度か食べているので量が少ないのは承知していたが、一口味見したら肉質が非常に良かった。
いつものレストランウィークで出てくるものとは全然違うではないか!
 
 
熊谷市田部井さんの彩の自然豚ロースの低温ロースト
熊谷市田部井さんの彩の自然豚ロースの低温ロースト
フランス南西部の伝統料理 "カスレ" 仕立て
 
私は、煮豆嫌いの家内が拒否反応を示したカスレ[Cassoulet](カルカソンヌ[Carcassonne]の名物で、現地の店でも食べたことがある)に惹かれて、おなじみ田部井さんの豚肉をチョイス。
カスレ仕立てという表現は不当だと思うが、この豚肉も肉質抜群で美味しかった。
 
いつも安いコースを狙って行くので、それなりの(というか、同価格帯の他店よりも劣る)食材が出てくる印象だったが、車エビに続き牛肉と豚肉まで質を伴ったものが出てきたのには驚いた。これなら、東京の高級フレンチと競えるはずだ。
 
 
ワゴンチーズ
 
過去一度だけ、この店の定番コースをいただいたことがあるが、そこで出てきたワゴンチーズを追加で頼もうと思っていたら、デザートの前にチーズはいかがですかと案内された。
お値段を聞くと、2カットで800円(税サ込950円)との案内。何が出てくるかと聞くと、ワゴンからお選びいただけますと。
 
ちょっと寂しい7種類しか無かったが、最近はフランスでもなかなか出会えないワゴンサービスでチーズをいただけるとは嬉しい配慮だ。
 
チーズ
 
2種類に絞り切れずに3種類お願いしたが、少な目にカットしてくれたからか、お値段変わらずだった。
さすがに万札コースで試したワゴンチーズ全種盛りの時のような付け合わせは付かないが、左上にちらっと見えているパンは好きなだけとのこと。
 
 
モンブラン チョコレートのシャーベットを添えて
モンブラン チョコレートのシャーベットを添えて
 
最後のデザートは予想外の選択制。家内と趣味が一致して同じものをチョイス。
左のモンブランというかマロンケーキは、併設のケーキショップで売っているものだと思うが、割と好みの味だった。
 
 
ミルクティー
 
最後はいつものミルクティーでおしまい。
 
ということで、いつもいろいろケチを付けていたが、今回はサービスも文句を付けようがないパーフェクトだった。成長しているなぁ。
もちろん価格に対して採点する方針なので、万札コースを食べたら同じ評価になるかは微妙だし、酒を飲まないのでソムリエ云々などといった評価はできないが、税サ込8千円までならリピートしたくなる内容だった。
 
 
【店舗詳細情報】
店名:アルピーノ(alpino)
電話:048-641-9489
営業:11:30~14:00(LO)、17:30~21:00(LO/土休前日は20:00の場合あり)
定休:火曜日
住所:さいたま市大宮区北袋町1-130(☞ Google Map
GPS:35.89533,139.640248
 
■参考:
前回のディナー訪問  ←3年前の「フランスレストランウィーク」
通常ディナー訪問  ←2013/12/2「季節のメニュー」(11550円)
前回のランチ訪問  ←6年前の「ジャパンレストランウィーク」